ビーシュリンプ プラナリア・ヒドラ・ゲジ対策

プラナリア

プラナリア

動物性の餌の場合、よく言われているのがプラナリアの進入です。きっちりとした報告がされているわけではありませんが、一説によりますと、プラナリアの卵が赤虫の餌に紛れ込んでおり、冷凍されていても生死に関係なく餌として与えたことで進入し、水槽内で繁殖するという話を聞いたことがあります(この情報がマニアの中で流れているためか、中には赤虫を水道水で洗ってから与えると言う方もいます)。確かな情報ではありませんが、プラナリアは動物性の餌を大変好みますので、動物性の餌の供給率が増えることにより、プラナリアの繁殖に拍車がかかることも充分考えられますので、動物性の餌を与える場合は気をつけて供給してください。繁殖を考慮した場合、栄養バランスが整った餌の供給もある程度、繁殖率に関与してくると思われます。植物性の餌、動物性の餌、人工フードなどをバランスよく与え、ご自身の供給スタイルを見つけ出してみてください。どんな餌を与える場合でも、水槽内の生体数を踏まえた供給を心がけてください。なぜならば、食べ残しは水質に影響し水質悪化につながっていきます。また、過度の餌の供給は水槽内の栄養を豊富にし、ミズミミズ、ミジンコ、プラナリアなどの増加につながる場合があります。このことから供給量をしっかりと考え、食べ残しがある場合は(半日~1日経っても餌が残っている場合)、食べ残したものを水槽から取り出したほうがよいでしょう。

ヒドラ

薬品や10円玉を入れれば、いなくなると言う情報がありますが、レッドピーシュリンプの場合は、この方法をすることは危険です。ヒドラがいなくなると同時にレッドピーシュリンプもいなくなったと言うことにもなりかねませんので、しないほうが無難です。またグラミー類などをいれて食べていただく方法もありますが、この場合ですと椎エビも食べられる恐れがありますので、椎エビがいる水槽には向かないです。グラミー類などを使用できない水槽で、ヒドラの出現初期段階(数が少ない)の場合は、無餌にしてください。(最低でも1~2週間)それから肉眼で見つかるヒドラに関しては網などを駆使し、駆除してください。レッドピーシュリンプが多く水槽内にいる場合は無餌ですと、若干つらいものを感じますので、2~4日に一度与える程度にしてください。初期段階であれば1~3週間もあれば、完全にいなくなることも可能です。孵化、すでに多く出現して、前述の方法を一応試してみたが、駆除できない場合は完全リセットということになりますが、根気よく駆除していれば、時間かかかりますが駆除できると思います。

ゲジ

ゲジ

水草についてくることが多く、水草つき流木や、水草つき石、シュリンプハウスなどには隠れてついていることもありますので、導入の際にはしっかりと点検し、水洗いを充分行なってください。ゲジを発見した時は、とにかくスポイドや綱などを駆使し、見つけ次第とにかく捕獲、駆除を行なうしかありません。徹底的に行なう場合は、駆除するために一時的に水草やアクセサリなどを全部水槽から取り出し(できるのであればレッドピーシュリンプだけ、バケツに隔離して以下の作業を行なう)水槽の濁りが取れた時点で、徹底的に捕獲&駆除を行い一匹たりとも残さないようにし、水草やアクセサリをレイアウトに戻す際には、徹底的にチェックし、戻してください。

Q&A

底砂やガラス面に小さな生き物のようなものがいる。これはレッドピーシュリンプに害を与えるのか?

A・‥おそらくミジンコの種類だと推測されます。水槽の環境が良くなる時に湧いてきたり、水槽内の飼育水の栄養が豊富になっている時にも湧いてくる場合があります。ミジンコの種類であれば、レッドピーシュリンプに害を与えることはないですが、水槽内の飼育水の栄養が豊富になっている場合は、水質の悪化、水槽内の生態系のバランスの崩壊につながる恐れがありますので、思い当たることがあれば(餌の与え過ぎ、食べ残しの放置など)、餌の供給について再度見直しを行なうことや、また、水換えを定期外ですが行うようにして下さい。

ミズミミズが大繁殖!。どうすればいいでしょうか?

A・‥ミズミミズは水槽内の栄養が豊富になった場合や、濾過器の掃除を怠った場合などに大増殖する場合があります。ミズミミズ自体がレッドピーシュリンプに悪さをすることは確認されていませんが、ミズミミズが増殖する環境下は問題があると思いますので、餌の供給の見直し、濾過器内の清掃を厳密に行ないましょう。濾過器内の状態が良くても、水槽内の水を吸い上げるスポンジフィルターに目詰まりが起きていれば濾過能力は低下します。定期的なメンテナンスが大切になってきますので、併せて注意しましょう。

Q.エビの水槽内にゾウリムシのようなものが沢山いますが、エビに害はないのでしょうか?

A・‥その状態で、レッドピーシュリンプが殖えているのであれば問題はありませんが、水質が変化する前や栄養が富んでいる場合に出現することもありますので、その後の水質変化に気をつけてください。

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