ビオトープ 水辺の植物図鑑2

温帯性スイレン

丸みを帯びたやわらかな印象の温帯スイレン。水面に浮かぶ花はパステル画のような風合いが楽しめます。寒さに強く耐寒性スイレンとも呼ばれ、温室などで管理する必要はありません。日本のお寺の池などでよく栽培される育てやすい品種が豊富。

温帯性スイレン(桃) コロラド

スイレン科
先端の尖ったシャープな花弁を大きく広げるように開花する人気種。スイレンのなかでもとくに空がりがよく、春~秋の花期には欠かさずピーチピンク色の美しい花をつける。葉には褐色の模様が入る。

オールモスト・ブラック

スイレン科
代表的な赤黒系のスイレンの品種で、濾赤色の丸みを帯びた花弁が中心部にいくにしたがって黒くなる。耐寒性スイレンと熱帯性スイレンの交配種であるが、性質は温帯性に近く花つきもよい。

ペリーズ ダブルホワイト

スイレン科
シャープな花弁が40枚を超える八重咲きのスイレン。花弁数には個体差があるものの、純白の可憐な花が楽しめる。花上がりもよく育てやすい中型種。

ローズアレイ

スイレン科
ピンク色の可憐な花をつけ、日本でも比較的古い時期から栽培されている一般種。花上がりはよいが、地下茎がよくのびるため大きめの植えつけ容器が必要。

熱帯性スイレン

大型の花が多く、水面からやや上に立ち上がって花をつけるのが熱帯性スイレンの特徴。花の色も豊富で、あざやかなカラーバリエーションが楽しめます。耐寒性が低く、戸外での冬越しはむずかしいので、室内に取り込んで管理しましょう。

ディレクター G.T.ムーア

スイレン科
濃い青紫色の花をつける、熟帯スイレンの代表葉の表面にはドット状の模様が入る。性質は強健で育てやすい。中型のサイズではあるが花は大型。

キングオブサイアム

スイレン科
タイで作られた。花弁数が非常に多く豪華な品種。紫色の細長い花弁が細かく幾重にも重なりあう。中型種で葉の緑にギザギザの切れ込みが入る。

セントルイスゴールド

スイレン科
熱帯スイレンのなかでも多花性の代表的な品種。小型の容器でもよく育つ。数少ないイエロー系の品種で尖った花弁を大きく広げて咲く。葉は褐色の模様が入る。

マイアミローズ

スイレン科 赤花が少ない熱帯スイレンのなかでは赤みの強いピンク色で、赤色に最も近い品種といわれている。雄しべが花弁化しているのも特徴である。葉に褐色の模様が入るのも識別点。

pagetop