海水魚 ヤッコの仲間

クイーン・エンゼル

美しい色彩と洗練されたスタイルをもつ人気の大型ヤッコ。幼魚場合、体側に幼魚のもつブルーのラインが残っているが、成長とともに消えていく。基本的に黄色だが、体のブルーが強い個体もいる。餌付きやすいが、やや神経質な面もある。

原産地 大西洋
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

ブルー・エンゼル

クイーン・エンゼルとよく似ており、とくに幼魚では区別が難しい。尾ビレ全体が黄色いのがクイーンで、緑だけ黄色いのがブルーである。成魚では全体がブルーグレーの色彩をしているため区別がつく。やや個経質な面をもつ。

原産地 大西洋(カリブ海を除く)
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

クラリオン・エンゼル

クラリオン・エンゼル

鮮やかなオレンジ色の色彩が特徴的なとても美しい大型ヤッコ。生息地がクラリオン島周辺に限られ、また現地で保護されているため、入荷は非常に少なく高価である。飼育においては餌付けも容易で飼いやすい。

原産地 東部大西洋
飼育難易度 普通
全 長 30cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

パッサー・エンゼル

パッサー・エンゼル

茶褐色の地色にブルーのラインが美しい大型ヤッコだが、このブルーのラインは成長とともに消えていく。この仲間としては、やや気が強い面をもつが、他の魚との混泳は難しくない。人工飼料にも餌付きやすい。

原産地 東部大西洋
飼育難易度 普通
全 長 25cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

フレンチ・エンゼル

この仲間としては体高があるため、大きな個体では迫力がある。餌付きやすく飼育も容易で人によくなれるのでペット感覚で楽しめる。幼魚はホンソメワケベラのように、他の魚のクリーニングをすることが知られている。アメリカ便で輸入されてくる。

原産地 大西洋
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

アラビアン・エンゼル

アラビアン・エンゼル

紫がかった黒い体色に入る鮮やかな黄色の三日月模様が特徴。以前は非常に高価な魚だったが、最近ではブリーディングされているため入手しやすいポピュラーな種となっている。やや気が強い画があるが、餌付きやすく飼育は容易である。

原産地 紅海~アデン湾周辺
飼育難易度 普通
全 長 30cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

タテジマキンチャクダイ

幼魚は体に渦巻き模様があるため、"ウズマキ"の愛称をもつ。成魚は黄色とブルーのストライプが入り美しい。フィリピンなどならおもに幼魚が輸入されるほか、沖縄から成魚が入荷する。

原産地 インド洋~西部太平洋
飼育難易度 安易
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的容易
飼育環境 人工サンゴ、岩

イナズマヤッコ

オレンジがかる黄色と濃紺が鮮やかな美しい種。この仲間としてはややデリケートな面をもつが餌付けは容易で、落ち着いてしまえば飼育も簡単。幼魚ではブルーと白のストライプ模様だが、成魚への模様変化は早く、幼魚の模様をもつ個体は少ない。

原産地 西部大西洋
飼育難易度 普通
全 長 28cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

アデヤッコ

アデヤッコ

鮮やかなブルーの顔が特徴的で、"ブルーフェイスエンゼル"の英名をもつ。餌付きやすく飼育は容易で、他の大型魚とも混泳できる。幼魚はロクセンヤッコと非常に良く似ており区別は難しい。マニラ便などで輸入される。

原産地 インド洋~西部大西洋
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

サザナミヤッコ

サザナミヤッコ

この仲間としてはポピュラーな種で、マニラなどからコンスタントに輸入されてくる。人工飼料にも餌付きやすく飼育も容易。成魚はオリーブグレーの体に暗色の細かなスポットが入り、エラぶたにブルーのラインが2本入る。

原産地 インド洋~大平洋
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

チリメンヤッコ

白と暗褐色の体で、頭部と尾ビレに入る黄色が愛らしい中型種。体側部分後半は暗褐色地に白のちりめん模様が入るためこの名前がつけられている。やや神経質な面をもち食も細いため、海藻が茂った落ち着いた環境での飼育が適している。

原産地 西部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 40cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 海藻

ニシキヤッコ

オレンジとブルーがかった白の縞模様が特徴の種で、インド洋産の個体は太平洋産の個体と比べオレンジが強く鮮やか。水質の悪化には弱いため、水質の管理には注意が必要。成魚は餌付きにくいため、やや飼育が難しいが、幼魚は比較的餌付けしやすい。

原産地 東部太平洋
飼育難易度 やや難しい
全 長 25cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 海藻

オーネイト・エンゼル

オーネイト・エンゼル

この仲間は潮通しのよい場所で流れてくるプランクトンなどを食べている。そのため、水槽内に水流を作り、その流れに乗るようにクリルの砕いたものや人工飼料を与えると餌付きやすい。オスは体側に黄色の縦縞が2本入る。

原産地 中・西部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 15cm
水槽サイズ 90cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌、クリル
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

ルリヤッコ

その名の通り瑠璃色をした美しい小型ヤッコ。マニラなどからコンスタントに輸入されるポピュラー種。産地によって色彩が異なり、オレンジが強いものも見られる。サンゴのポリプを食べるため、サンゴ水槽には不向き。餌付けしやすく飼育は容易。

原産地 インド洋~西部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 12cm
水槽サイズ 60cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

フレーム・エンゼル

鮮やかな炎のような体色からこの名前がつけられた。美しい小型種で、生きたサンゴでレイアウトされた水槽で飼育されることが多い。産地によって赤の鮮やかさが異なり、ハワイ産は赤が強く、“ウルトラフレーム"と呼ばれ人気がある。

原産地 中・西部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 10cm
水槽サイズ 45cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 サンゴ、ソフトコーラル、海藻

ソメワケヤッコ

濃紺と黄色に染め分けられた美しい小型ヤッコ。飼育当初はやや神経質な面を見せるが、落ち着いてしまえば結構気の強い面も見られる。フィリピンやインドネシアからコンスタントに輸入される。サンゴを食べるため海藻レイアウトが適している。

原産地 西部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 15cm
水槽サイズ 45cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 人工サンゴ、海藻

ポッターズ・エンゼル

ポッターズ・エンゼル

オレンジの体に濃紺のちりめん模様が入る独特の美しさをもつ小型ヤッコ。ハワイの固有種で、大きめの個体ではやや餌付きにくい面をもつが、小さな個体では比較的餌付けも容易。海藻や生きたサンゴでレイアウトした水槽での飼育が適している。

原産地 ハワイ諸島
飼育難易度 普通
全 長 10cm
水槽サイズ 45cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 サンゴ、ソフトコーラル。海藻

マルチカラー・エンゼル

マルチカラー・エンゼル

主にハワイなどから輸入される人気の小型ヤッコ。さまざまな色合いをもつためこの名前がついている。入荷は少なくやや高価だが、餌付きやすく飼育は容易。サンコにいたずらしないため、リーフアクアリウムなどサンコ水槽にも向いている。

原産地 中部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 9cm
水槽サイズ 45cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 サンゴ、ソフトコーラル、海藻

コガネヤッコ

鮮やかなレモンイエローの体に目を縁取るブルーの色彩が特徴でその色彩からアイシャドウ、レモンピールなどの愛称がある。幼魚にはブルーで縁取られたブラックスポットが体側に見られるが、成長に伴い消失する。サンゴを食べてしまう。

原産地 中部太平洋
飼育難易度 普通
全 長 12cm
水槽サイズ 45cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 海藻

フレームバック・ピグミーエンゼル

フレームバック・ピグミーエンゼル

紺色の体に背中に沿ってオレンジ色のバンドが入る美しい小型種。よく似たアフリカン・ピグミーとは、本種の尾ビレがオレンジ色でない点で区別される。飼育は容易で成長しても6cmと小型なため、30cm水槽でも飼育は可能である。

原産地 カリブ海南部
飼育難易度 容易
全 長 6cm
水槽サイズ 30cm以上
エサ 人工飼料、生餌、冷凍餌
混泳 比較的安易。同種同士はケンカもある
飼育環境 サンゴ、ソフトコーラル。海藻
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