アヌビアス・ナナ
分布 | 西アフリカ熱帯域 |
葉長 | 3~6cm |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
最も一般的なアヌピアスの仲間。比較的ゆっくりと成長するが、広い水質に適応し極めて丈夫なので、初心者にも安心して育てられる水草である。水中でも時折白い可憐な花を咲かせ、美しい。本種の根は、堅いものの表面に活着する(くっつく)ので、砂利を一切入れない水槽でも流木や石、バックスクリーンなどに活着させて育成できる。
アヌビアス・バルテリィ・バー・バルテリィ
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 5~15cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~中硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
比校的大きな丸い葉をつけるアヌピアスの仲間。アヌビアス・バルテリィには、多くのタイプが知られており、東の形に大小の変異が数多くある。本種は、アヌビアス・ナナ同様、底床に植え込んで育てるほかに、流木や石に活着させてもよく育つ。
アヌビアス・バルテリー・バー・カラディフォリア
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 6~18cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~中硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
アヌビアス・バルテリィの幾つものタイプの一つで、葉がやや長く、葉緑が細かく波打っているのが特徴である。育成はアヌビアス・ナナ同様やさしく、流木や石にも容易に活着させて育てることができる。入荷量は少ないので、水草専門店で探すとよい。
アヌビアス・バルテリィ・バーアングスティフォリア
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 10~20cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~中硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
細長く、やや堅い葉をもつアヌピアスの仲間。育成は難しくないが、A・ナナやA・バルテリィ・バー・バルテリィなどと比べると、成長速度は遅い。葉の表面に取り除きにくいコケが付着しやすいので、水替えは定期的(二~三週に3分の1程度)行いたい。
アヌビアス・グラキリス
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 8~12cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | 必ず添加 |
やや丸みを帯びた三角形の特徴的な葉をもつアヌピアス。葉や茎は堅く、かなり緩やかに成長していく。本種は、底床添加肥料を使用した底床に直接植え込んで育てた方がよく、二酸化炭素の添加も必ず実行したい。
アヌビアス・ハスティフォリア
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 10~15cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | 必ず添加 |
葉に特徴的な耳状突起をもち、人気の高い大型種である。大きくなるので、少なくとも水深が45cm以上ある水槽が必要だ。本種も底床に直接植え込んで育てるとよい。一度植えたら決して移植しないことが、本種を含む大型のアヌピアスを上手に育てる秘訣である。
アヌビアス・ギガンティア
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 10~15cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | 必ず添加 |
どちらかというと、テラリウム向きの種類だが、水中でも育成は可能である。水中で育てていても、環境がよいと耳をもつ葉を出してくるが、環境が悪化すると、草体の勢いが弱まり、耳のない葉を出すようになってしまう。
アズピアス・コンゲンシス
分布 | 西アフリカ |
葉長 | 20~30cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
卵型の長い葉をもつ、アヌピアスの大型種。草丈が40~50cm以上と大きく育つので、水深のある水槽の底床に直接植え込んで育てるとよい。アクア・テラリウムで葉の部分が水上に突き出た状態で育てると、成長速度は完全な水中での育成よりも早くなる。
ミクロソリウム
分布 | 東南アジア 日本 |
葉長 | 10~30cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
水生シダの仲間の水草である。わが国にも分布しており、沖縄以南のジャングルの中を流れる上流部の水辺などに自生している。本種は底床に植えでもよく育つが、細い根が強い活着力をもつため、流木や石に直接つけても育てられる。
ボルビティス・へウデロティー
分布 | アフリカ熱帯域 |
葉長 | 20~30cm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | 必ず添加 |
ほかの水生シダ類にはない美しい透明感と、独特のダークグリーンを持っている。生命力はきわめて強く、根は流木や岩に着生しやすい。根茎は埋められるのをきらうので、流木や岩に固定して植えたほうがよい。育成はむずかしくはないが、生長は遅い。アルカリ性に弱く、また水温が高すぎたりすると、生長が止まることがある。
ウィローモス
分布 | 世界各地の熱帯~温帯域 |
葉長 | 1~2mm |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
わが国各地の水中、河川、湿地にも自生するカワゴケの一種で、とても小さい粒のような葉を糸のような茎に密に互生させながら伸びていく。互いにからまり合いながら複雑な茂みを作るので、卵胎生メダカなどの小型魚や稚魚、卵などの絶好の隠れ家となる。水槽環境が悪くても暗い場所でもよく耐え、育成しやすい。
南米ウィローモス
分布 | 南米 |
葉長 | 1~2mm |
水質 | 弱酸性~中性 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
流木や石に活着し、水中でも水上でもよく繁茂するので、レイアウト水槽の必需品です。ただコケの仲間なので、コケ除去剤を使うとウイローモスも枯れてしまうため、薬が使えず、一度アオミドロがつくと厄介です。
ジャワ・モス
分布 | 不明 |
葉長 | 1~2mm |
水質 | 弱酸性~中性、軟水~弱硬水 |
二酸化炭素の添加 | なるべく添加 |
ジャワ・モスsp.の名で極少量が熱帯魚ショップで流通している水草。ウィローモスによく似ているが、成長した草体が平らな三角を形作るためよく目立ち、ウィローモス以上に育てていて面白みがある。本種も流木や石に活着させて育成することができる。