有茎系の水草

レッド・カボンバ

レッド・カボンバ
分布 中南米
葉長 3~4cm
水質 弱酸性、弱軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

本種は、育成が難しい水草の一つである。硬水とアルカリ性の水を極端に嫌うので、底床や濾材内でのサンゴ砂の使用は厳禁である。強軟水、貧栄養、植物育成用蛍光灯で育てると、葉が真っ赤になり、とても美しくなる。

カボンバ・カロリニアーナ

カボンバ・カロリニアーナ(金魚藻)
分布 北米
葉長 4cm
水質 弱酸性、弱軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 なるべく添加

金魚藻として昔からよく知られている水草である。そのため熱帯魚ショップでは、熱帯魚のコーナーではなく、金魚の水槽などに入れられていることが多い。軟水を好むため、サンゴ砂を使っている水槽では育ちにくい。

パロット・フェザー

バロット・フェザー
分布 アメリカ大陸
葉長 4cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性
二酸化炭素の添加 なるべく添加

本種の水中葉は、ややボリューム感に欠けるところがある。そのため、水槽に植える場合は、本数が少ないと見劣りがするので十本以上まとめ植えするとよい。ちなみに、本種の名前は、水上葉がオウムの羽を連想させるところから名付けられている。

ジャイアント・アンブリア

ジャイアント・アンプリア
分布 アジア
葉長 5~6cm
水質 弱酸性~中性、軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

数ある有茎の水草の中でも、センター・プラント(レイアウトの中心となる水草のこと)になる数少ない水草のひとつ。育成条件がよいと、水中葉の直径は12~13cmにもなることが珍しくない。60cm水槽なら本種が三本ほどで充分にセンター・プラントとなってしまう。

アンブリア

アンプリア(キクモ)
分布 東南アジア
葉長 3cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性
二酸化炭素の添加 なるべく添加

ポピュラーな水草だが、底床添加肥料を底床内に混入し、二酸化炭素を添加して育てれば、かなり美しい水草となる。栄養バランスが崩れると、頭項部が白くなりやすいが、その場合は、液肥を与えると改善しやすい。

グリーン・ミリオフィラム

グリーン・ミリオフィラム
分布 北米~中米
葉長 3cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性
二酸化炭素の添加 必ず添加

熱帯魚ショップで売られている本種は、葉が明るい緑色でとても美しいが、二酸化炭素の添加を行なっていない水槽に植えると、たちまち成長が止まってしまう。気難しい本種を美しく育てるには、毎日の二酸化炭素の添加が欠かせない。

レッド・ミリオフィラム

レッド・ミリオフィラム
分布 南米
葉長 3cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性、軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

赤い水草としてはポピュラーな本種も、二酸化炭素の添加が育成には絶対欠かせない水草である。二酸化炭素の添加を行なわないと、成長が止まったり、止まらないまでも頭項部が二股に枝分かれして見苦しくなってしまう。

ホトニア

ホトニア
分布 北米
葉長 2cm
水質 弱酸性~中性、軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

やや育てるのが難しい水草である。上手に育てるには強めの光、20~26℃の低めの新しい水、二酸化炭素の添加がコツである。本種は、せっかくきれいに育てても、夏の水温の上昇でだめにしてしまうことが多いようである。

ルドウィジア

ルドウィジア
分布 交雑種
葉長 3~4cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性、軟水~中硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

昔から熱帯魚水槽に用いられてきた丈夫な水草。派手な美しさとは無縁だが、群生させると捨て難い魅力がある。光量不足にはやや弱い面があるので、ヴァリスネリアなどの背の高い水草に光りを遮られないように注意したい。

レッド・ルドウィジア

レッド・ルドウィジア
分布 北米~中米
葉長 3~4cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性、軟水~中硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

ルドウィジアに似るが、葉の裏がより赤く色づき、葉幅がより広いことで区別できる。前種同様丈夫な水草だが、あまり長期間水替えをさぼると、茎の下方から腐って枯れてくることが多い。ルドウィジアの仲間は、屋外の土に直接植えてもよく育つ。

ルブラ・ハイグロ(レッド・ルブラ)

ルプラ・ハイグロ(レッド・ルブラ)
分布 アジア、オーストラリア
葉長 3~4cm
水質 弱酸性~中性、軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

渋い美しさをもち実に魅力的な水草だが、育成は難しい。二酸化炭素を毎日添加し、底床添加肥料を使用し、やや明るめの照明を当てれば、うまく育つことが多い。照明は植物育成用蛍光管を高演色系蛍光管と併用すると効果的だ。

ルドウィジア・オパリス(ミズユキノシタ)

ルドウィジア・オパリス(ミズユキノシタ)
分布 日本
葉長 2~3cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性、軟水~中硬水
二酸化炭素の添加 なるべく添加

ルドウィジアに似るが、葉が互生する(茎に葉が互い違いにつく)ので容易に見分けることができる。わが国に自生しており、ミズユキノシタの和名がある。育成は難しくはなく、水温はやや低めが適している。

ルドウィジア・インクリナータ

ルドウィジア・インクリナータ
分布 南米
葉長 3~4cm
水質 弱酸性~中性、軟水~弱硬水
二酸化炭素の添加 なるべく添加

近年になって輸入され始めたアマゾン産のルドウィジア。赤茶色の葉の表面に特徴的な網目模様が入る。まだ流通量は少ないので、やや入手しずらいかもしれない。本種は、成長速度が早いため、トリミングは小まめに行なう必要がある。

レインキー

レインキー
分布 南米
葉長 10cm
水質 弱酸性~弱アルカリ性、軟水~中硬水
二酸化炭素の添加 必ず添加

育成がやや難しいものが多い赤い水草の中では育成かやさしく,初めて赤い水草に挑戦する種類としては最適な水草だ。熱帯魚ショッブで売られている水上葉は緑色であまり美しくないが,価格が安く育てやすいのでお勧めである。

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