半水棲ガメの種類3
シェンシーハコガメ
分 布 | 中国(陝西省) |
甲 長 | 約15cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、乾燥飼料、野菜類、果物類等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 60cm以上 |
特徴
ヨーロッパや日本国内などで繁殖された個体がまれに流通しますが、入荷の少ないカメです。ハコガメの仲間で、ワシントン条約のⅡ類に含まれます。現地では、標高400~1000m付近の水田や渓流に棲息。
飼育
雑食性のカメで、配合飼料もよく食べます。
ジェフロアカエルガメ
分 布 | アルゼンチン、ウルグアイなど南米中、北部 |
甲 長 | 約35cm |
飼育難易度 | 容易 |
エ サ | 配合飼料、冷凍アカムシ、新鮮な魚介類等 |
適 温 | 25~29℃ |
飼育容器 | 120cm以上 |
特徴
ヒラリーカエルガメと同様に、目を通るブラックラインが入る種です。湖や池沼、流れのゆるやかな河川に棲息。肉食性で、甲殻類、貝類、魚類、両生類などを食べています。
飼育
飼育していて配合飼料を食べないときは、金魚やエビなどからならしていくとよいでしょう。
スジオオニオイガメ
分 布 | 中米(ユカタン半島周辺) |
甲 長 | 約35cm |
飼育難易度 | やや難しい |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類等 |
適 温 | 24~27℃ |
飼育容器 | 120cm以上 |
特徴
英名ではジャイアント・マスクタートルと呼ばれ、ドロガメや二オイガメの仲間の中では、最も大きくなるカメです。水草の繁茂する流れのゆるやかな河川や池沼などに棲息。
飼育
肉食性の強い雑食性で、果実や種子、魚や貝類、甲殻類の他に、カエルなどの両生類や小さなカメも食べています。飼育においては、大きめの水槽を用いて水場を広くし、水質に悪化に注意しましょう。かむ力が強いので、かまれないように注意。
ズアカヒラタヘビクビガメ
分 布 | 南米 |
甲 長 | 約18cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類等、野菜類等 |
適 温 | 27~30℃ |
飼育容器 | 90cm以上 |
特徴
この仲間の中では陸棲偵向が強く、泳ぎはあまりうまくありません。名前の通り、頭部や腹部が明るい色をしています。現地では、ジャングルのゆるやかな流れの浅い河川や池沼、水たまりなどに棲息。
飼育
動物食の強い雑食性で、魚、甲殻類、昆虫、貝類、水草などを食べますが、配合飼料も食べます。
セイブニシキガメ
分 布 | アメリカ合衆国北西部、カナダ南部 |
甲 長 | オス約17cm、メス約25cm |
飼育難易度 | 容易 |
エ サ | 配合飼料、乾燥飼料、冷凍アカムシ等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 60cm以上 |
特徴
別名レッドベリータートル・二シキガメ。ニシキガメガメの4亜種の中でも、生息地の分布域が最も広く、日本に輸入されている数も多いのがこの種。お腹が鮮やかな赤にふちどられ、とても美しいカメ。
飼育
飼育はアカミミガメの仲間と同様です。日本でも屋外での飼育が可能で、繁殖にもチャレンジできます。日光浴を好むので、スポットライトだけでなく、屋外での日光浴もさせてあげるとよいでしょう。水がえをまめにしましょう。子ガメのときは、やや高温の温度設定にします。
セスジニシキガメ
分 布 | アメリカ合衆国 |
甲 長 | 約16cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、乾燥飼料、冷凍アカムシ等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 60cm以上 |
特徴
名前の通り、背中に赤いラインが入るのが特徴です。二シキガメの中では入荷が多く、幼体がアクアリウムショップなどでよく販売されています。「アカセスジニシキガメ」とも呼ばれる。
飼育
日光浴を好むので、室内飼育の場合は、太陽光に近い波長を持つランプでホットスポットを陸地に作ります。
トウブドロガメ
分 布 | アメリカ東南部 |
甲 長 | 約10cm |
飼育難易度 | 容易 |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類等 |
適 温 | 24~27℃ |
飼育容器 | 60cm以上 |
特徴
ミシシッピドロガメ、ペンシルベニアドロガメ、フロリダドロガメの名前で呼ばれる3つの亜種が知られている種です。日本には、ミシシッピドロガメが最も多く入荷。成体でも約10㎝と小型のカメ。内腹骨板がないのがドロガメの特徴です。腹甲に蝶つがいがあり、前と後ろの甲羅が動くようになっています。
飼育
水深は甲羅が出るくらいの浅めにして、陸場は全体の3分の1くらいの広さに設定しましょう。幼い個体は肉食性が強いですが、成長するにつれ、植物性のエサも食べるようになります。
トゥルカナハコヨコクビガメ
分 布 | ケニア(トゥルカナ湖) |
甲 長 | 約15cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、乾燥飼料、冷凍アカムシ、金魚、エビ等 |
適 温 | 24~27℃ |
飼育容器 | 60cm以上 |
特徴
アフリカの限られたエリアにしか分布しない、ひじょうに入荷の少ない種。日本には、2006年にはじめて輸入されました。甲羅に黒のゴマ斑模様が入る美しい小型種のカメで、国内での繁殖が望まれます。
飼育
肉食性なので、金魚やメダカ、エビなどを与えるとよいでしよう。
トゲモモヘビクビガメ
分 布 | アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア |
甲 長 | 約17cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、金魚、新鮮な魚介類等 |
適 温 | 25~28℃ |
飼育容器 | 90cm以上 |
特徴
水棲傾向が強く、1日のほとんどの時間を水中で過ごすことが多いです。夜間には、陸に上がることもあります。流通量は少なく、高価なカメです。
飼育
肉食性で、現地では魚や甲殻類、オタマジャクシなどを食べますが配合飼料に餌づきます。飼育容器は水場を広くとりましょう。
ドミニカスライダー
分 布 | ドミニカ共和国 |
甲 長 | オス約20cm、メス約27cm |
飼育難易度 | 普通 |
エ サ | 配合飼料、野菜類等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 90cm以上 |
特徴
ドミニカ共和国に分布するスライダーの仲間で、側頭部に入る模様がピンク色をしているのが特徴です。
飼育
水草が生い茂った池沼や河川に棲息し、雑食性で昆虫や水草などを食べています。成長するにつれ、草食の傾向が強くなるので、野菜などを多めに与えましょう。