水棲ガメの種類2
フロリダスッポン
分 布 | フロリダ半島周辺 |
甲 長 | オス約30cm、メス約50cm |
飼育難易度 | 難しい |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類、金魚等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 150cm以上 |
特徴
幼体は背甲の模様がはっきりしていますが、だんだん灰色または褐色に変わり目立たなくなります。本種は、アカミミガメ(ミドリガメ)と同様、要注意外来生物に指定されています。飼育ができなくなっても、屋外への放流は絶対にやめましょう。
飼育
水深を深くして、水槽の4分の1程度の陸場を設置。日光浴が不足すると甲羅がやわらかくなってしまうので、十分にさせること。アメリカスッポン属では最大になる種なので、最終的には大型の飼育設備が必要です。
ボルネオカワガメ
分 布 | マレーシア、ボルネオ島、スマトラ島 |
甲 長 | 約80cm |
飼育難易度 | 難しい |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類、野菜類等 |
適 温 | 24~28℃ |
飼育容器 | 180cm以上 |
特徴
イシガメ科の中で最大になる種。飼育下でも50㎝を超え、最終的には市販の大型鯉池などが必要となるため、よく考えてから購入してください。
飼育
ほとんど水中で生活しますが、陸に上がることもあるので、日光浴できる陸場を用意。雑食性で、配合飼料をよく食べます。
マタマタ
分 布 | 南米(アマゾン川、オリノコ川流域) |
甲 長 | 約45cm |
飼育難易度 | 難しい |
エ サ | 生きたエビ、金魚等 |
適 温 | 24~28℃ |
飼育容器 | 120cm以上 |
特徴
まるで枯れ葉を思わせるような独特な姿から人気の高いカメ。この姿は、外敵から身を守ったり、獲物をつかまえるための擬態となっています。現地では、ジャングルを流れるイガラツペと呼ばれる。底のドロや植物に隠れています。エサを待ち伏せして、吸い込むようにして魚を飲み込む肉食性。
飼育
水槽では、首を伸ばした状態で鼻先が水面に届く程度の水深で飼育します。エサはメダカや金魚などの淡水魚、エビなどのほか、大型肉食魚用の配合飼料でもOK。小魚などの生き餌で餌付けして、配合飼料に切りかえるといいでしょう。大きな飼育容器が必要です。かまれると危険なため注意しましょう。
レイテスッポン
分 布 | インド |
甲 長 | 約50cm |
飼育難易度 | 難しい |
エ サ | 配合飼料、新鮮な魚介類、金魚等 |
適 温 | 25~28℃ |
飼育容器 | 150cm以上 |
特徴
頭に入る黒の放射状模様が特徴。幼体では背中に入る4つのスポットが目立ちますが、成長につれて不明瞭になります。リーススッポンとも呼ばれます。
飼育
成長すると約50cmになるため、できるだけ大きい飼育容器で飼育しましょう。肉食性ですが、配合飼料にも餌づきやすいです。
ワニガメ
分 布 | アメリカ合衆国 |
甲 長 | 約80cm |
飼育難易度 | 難しい |
エ サ | 配合飼料、脂肪の少ない鶏肉、新鮮な魚等 |
適 温 | 22~27℃ |
飼育容器 | 180cm以上 |
特徴
頭が大きく、ワニのようにゴツゴツした3本の隆起がある甲羅が特徴で、怪獣を思わせるような迫力のある姿から、以前はポピュラー種でしたが、改正動物愛護法により特定動物に指定。カミツキガメのように飼育は禁止されていませんが、飼育には地方自治体の許可が必要です。口を開いて赤い舌でエサの魚をおびきよせ、捕まえて食べます。
飼育
成体の飼育には巨大な水槽が必要。水深は甲羅の高さの2~3倍くらいにし、水替えをまめにすること。かむ力が強いので、注意して取り扱いましょう。条件付けができるので、エサをつねにピンセットを使ってあげていると、ピンセットに反応するようになります。